前回の投稿(『CONTAX Planar T*1.4/50 MMJ ~ EOS M2の中古を買いに行ったけど』)で「EOS M2が欲しかったけど実機に触れたら買う気がなくなった」と書いたんだけど、それから1ヶ月ほどで中古価格がフジヤカメラで2万円を切るなど、M3の人気に伴ってM2のボディが予想通り暴落していた。
そこで、あまり使いこなせていなかったVoigtländer Color Skopar 20mm F3.5を売って(マップカメラで上限の22,000円で売れた)、EF-M 18-55mm付きのセットを購入。ズームレンズには興味がなかったが、EF-MレンズはM3の人気のせいで新品も中古も市場から消え失せていたので、1本持っておくのもまぁ良いかなと。
>>>この半年後にM2を売却して中古のM3に買い替えました(『EOS M3 ~ EOS M2から買い換えた』)
EF-Mレンズだけでなく、EF<->EF-Mのレンズアダプタも(新品も中古も)店頭から消えて話題になっていたが、実はM2のボディを買う前にamazonで新品同様の中古を見つけて買っていた。もうM2を買う気だったんですね。
手持ちのEF35mm F2 IS USMが、APS-Cなら56mmの標準レンズ的に使えるし(EF-Mにこの辺りの焦点距離の単焦点レンズがない)、とにかく暗い店内で手ぶれ補正が効くというのが魅力なので、このレンズとセットで使用することが目的でM2を買ったようなものだ。
実際にこのレンズとアダプターをM2にセットすると、けっこうデカい。M2の標準のストラップは細いし、何よりボディとの重量バランスが悪く、首から下げるとレンズが中途半端に下を向いてなんとも居心地が悪い。一眼レフのように、ニンジャストラップ(公式サイト)+SLR C-Loop(公式サイト)を装備した方が良いかも。
(ちなみに上記2つの写真はGR(5代目)で撮ったもの。やっぱ安定感があるわ)
てことで、散歩がてら(旅行も含めて)M2で撮ったものを取り留めもなく貼り付けます。
いつもなら少しはRAWデータを補正することが多いんだけど、今回は撮って出しのJPEG画像をそのまま使うことにした。画質を追い込むならEOS 6Dを使うだろうし。
(『Kyoto ~ 『駱駝』の麻婆豆腐と琵琶湖疏水のインクライン』に掲載している写真はRAWデータを多少レタッチしたもの)
ピクチャースタイルの設定は「S(スタンダード)」で「N(ニュートラル)」よりは彩度が高い濃い目の画像だけど、SNSなんかに使うならこれぐらいが良いのかも。
以下の写真は最後の1枚を除いて、全てアダプタを介してEF35mm F2 IS USMで撮影したものです。
ファインダーが無いので、動く被写体はちょっと厳しかった。晴天の下では背面の液晶も光って見えにくいしね。アダプタ経由でEFレンズを装着しても思いのほかフォーカスは早いかな・・・という印象。でも最新のSONY機と比べると全然遅いけど。
木々が生い茂るような風景写真を撮り比べると、フルサイズセンサーの6Dとの違いが顕著だった。ピクセル等倍で見るとM2はディテールがぼんやりと潰れているし、全体を表示しても立体感に欠ける・・・と思う。
でもこのブログに掲載する程度のサイズだったら問題ない。
一眼レフを構えにくい街中でサッと撮れるのは良いよね。GRほどサッとは撮れないけど、焦点距離が50mm以上で、絞りを2.8以下にできるのはM2のアドバンテージだ。
自然光が入る暗い店内で。やはり彩度が高いなぁ。そして階調が失われて、なんだかのっぺりしている。俗に「塗り絵っぽい」と言われるヤツでしょうか。でもSNSにアップするなら、このぐらいがちょうど良かったりして。
絞り開放(F2)。佐瀬麻友子さん(BUILDINGのページ)の個展にて。
以下、暗い店内での写真をいくつか。やはりISが効いてるのは安心だ。
ISO3200で1/10 F4。この条件ではさすがに、手ぶれ補正の無いGRだと厳しい。
絞り優先なのに絞りを物理ダイヤルで変更できず、露出補正も液晶画面をタッチして変更する必要があるのでスピーディに撮るのは厳しい。
この写真だけEF-M 18-55mmで撮影(望遠端)。期待はしていなかったけど、悪くない鴨。
くだらない冗談はさておき、数日間にわたって様々なシチュエーションで撮影してみて感想を。
携帯性に関しては、沈胴式でポケットに入るGRには全く敵わない。
M2は起動に時間が掛かるし、GRは右手で全ての操作がサクサクとできるので、サッと出してサッと撮る!という意味でもGRの圧勝。
マウントアダプターを介してEFレンズを装着すると、やはりかなりの大きさになってしまう。バッグもそれなりの大きさが必要になるし、気軽に持ち運べるとは言えない。首からぶら下げると、レンズが大きすぎて安定せず、常に片手でレンズを持って歩いていたような気がする。(ただし、EF-M 18-55mm装着時は、とても軽くて小さいので全く問題はない)
とは言え、やはりフルサイズの一眼レフを持ち歩くよりは格段に楽ちんですよ。
EF35mm F2 IS USM&EF-M 18-55mmとともに一泊旅行に行って来たんだけど、6Dだと望遠レンズも入れるとカメラ専用のリュック+着替えなどのバッグ(あるいはスーツケース)が必要になってしまうところが、M2だと着替えも入れてリュック1つで済んだしね。
街中や店内といった、一眼を構えると警戒されそうな場所でも撮りやすい。(レンズがデカ過ぎて目立つが・・・)
GRも良いけど、旅や散歩を28mm(クロップして35mm)の広角で全て撮るとなんだか味気ない記録になってしまいがちなので、レンズを交換できるのはやはり魅力だ。
肝心の画質はと言うと、(フルサイズの6Dと比較してしまうせいもあるが)上では色々とネガディブなことを書いたけど、この小さなボディからは想像できないほど良いと思う。色もちょっと鮮やかだけど、気になるなら6Dと同じようにRAWで現像すればなんとかなるだろうし。何より1万円台で買えるカメラだということを考えると文句ナシでしょ。
ということで、GRと6Dの間を埋める存在として、M2はこれからも重宝しそうです。
EFレンズ装着時における(主に重さとデカさによる)デメリットも、35mm換算で50mm程度のIS付き単焦点のEF-Mレンズで発売されたら全く問題はなくなるだろう。
CANONさん、よろしくお願いします。
そこで、あまり使いこなせていなかったVoigtländer Color Skopar 20mm F3.5を売って(マップカメラで上限の22,000円で売れた)、EF-M 18-55mm付きのセットを購入。ズームレンズには興味がなかったが、EF-MレンズはM3の人気のせいで新品も中古も市場から消え失せていたので、1本持っておくのもまぁ良いかなと。
>>>この半年後にM2を売却して中古のM3に買い替えました(『EOS M3 ~ EOS M2から買い換えた』)
EF-Mレンズだけでなく、EF<->EF-Mのレンズアダプタも(新品も中古も)店頭から消えて話題になっていたが、実はM2のボディを買う前にamazonで新品同様の中古を見つけて買っていた。もうM2を買う気だったんですね。
手持ちのEF35mm F2 IS USMが、APS-Cなら56mmの標準レンズ的に使えるし(EF-Mにこの辺りの焦点距離の単焦点レンズがない)、とにかく暗い店内で手ぶれ補正が効くというのが魅力なので、このレンズとセットで使用することが目的でM2を買ったようなものだ。
実際にこのレンズとアダプターをM2にセットすると、けっこうデカい。M2の標準のストラップは細いし、何よりボディとの重量バランスが悪く、首から下げるとレンズが中途半端に下を向いてなんとも居心地が悪い。一眼レフのように、ニンジャストラップ(公式サイト)+SLR C-Loop(公式サイト)を装備した方が良いかも。
(ちなみに上記2つの写真はGR(5代目)で撮ったもの。やっぱ安定感があるわ)
てことで、散歩がてら(旅行も含めて)M2で撮ったものを取り留めもなく貼り付けます。
いつもなら少しはRAWデータを補正することが多いんだけど、今回は撮って出しのJPEG画像をそのまま使うことにした。画質を追い込むならEOS 6Dを使うだろうし。
(『Kyoto ~ 『駱駝』の麻婆豆腐と琵琶湖疏水のインクライン』に掲載している写真はRAWデータを多少レタッチしたもの)
ピクチャースタイルの設定は「S(スタンダード)」で「N(ニュートラル)」よりは彩度が高い濃い目の画像だけど、SNSなんかに使うならこれぐらいが良いのかも。
以下の写真は最後の1枚を除いて、全てアダプタを介してEF35mm F2 IS USMで撮影したものです。
ファインダーが無いので、動く被写体はちょっと厳しかった。晴天の下では背面の液晶も光って見えにくいしね。アダプタ経由でEFレンズを装着しても思いのほかフォーカスは早いかな・・・という印象。でも最新のSONY機と比べると全然遅いけど。
木々が生い茂るような風景写真を撮り比べると、フルサイズセンサーの6Dとの違いが顕著だった。ピクセル等倍で見るとM2はディテールがぼんやりと潰れているし、全体を表示しても立体感に欠ける・・・と思う。
でもこのブログに掲載する程度のサイズだったら問題ない。
一眼レフを構えにくい街中でサッと撮れるのは良いよね。GRほどサッとは撮れないけど、焦点距離が50mm以上で、絞りを2.8以下にできるのはM2のアドバンテージだ。
自然光が入る暗い店内で。やはり彩度が高いなぁ。そして階調が失われて、なんだかのっぺりしている。俗に「塗り絵っぽい」と言われるヤツでしょうか。でもSNSにアップするなら、このぐらいがちょうど良かったりして。
絞り開放(F2)。佐瀬麻友子さん(BUILDINGのページ)の個展にて。
以下、暗い店内での写真をいくつか。やはりISが効いてるのは安心だ。
ISO3200で1/10 F4。この条件ではさすがに、手ぶれ補正の無いGRだと厳しい。
絞り優先なのに絞りを物理ダイヤルで変更できず、露出補正も液晶画面をタッチして変更する必要があるのでスピーディに撮るのは厳しい。
この写真だけEF-M 18-55mmで撮影(望遠端)。期待はしていなかったけど、悪くない鴨。
くだらない冗談はさておき、数日間にわたって様々なシチュエーションで撮影してみて感想を。
携帯性に関しては、沈胴式でポケットに入るGRには全く敵わない。
M2は起動に時間が掛かるし、GRは右手で全ての操作がサクサクとできるので、サッと出してサッと撮る!という意味でもGRの圧勝。
マウントアダプターを介してEFレンズを装着すると、やはりかなりの大きさになってしまう。バッグもそれなりの大きさが必要になるし、気軽に持ち運べるとは言えない。首からぶら下げると、レンズが大きすぎて安定せず、常に片手でレンズを持って歩いていたような気がする。(ただし、EF-M 18-55mm装着時は、とても軽くて小さいので全く問題はない)
とは言え、やはりフルサイズの一眼レフを持ち歩くよりは格段に楽ちんですよ。
EF35mm F2 IS USM&EF-M 18-55mmとともに一泊旅行に行って来たんだけど、6Dだと望遠レンズも入れるとカメラ専用のリュック+着替えなどのバッグ(あるいはスーツケース)が必要になってしまうところが、M2だと着替えも入れてリュック1つで済んだしね。
街中や店内といった、一眼を構えると警戒されそうな場所でも撮りやすい。(レンズがデカ過ぎて目立つが・・・)
GRも良いけど、旅や散歩を28mm(クロップして35mm)の広角で全て撮るとなんだか味気ない記録になってしまいがちなので、レンズを交換できるのはやはり魅力だ。
肝心の画質はと言うと、(フルサイズの6Dと比較してしまうせいもあるが)上では色々とネガディブなことを書いたけど、この小さなボディからは想像できないほど良いと思う。色もちょっと鮮やかだけど、気になるなら6Dと同じようにRAWで現像すればなんとかなるだろうし。何より1万円台で買えるカメラだということを考えると文句ナシでしょ。
ということで、GRと6Dの間を埋める存在として、M2はこれからも重宝しそうです。
EFレンズ装着時における(主に重さとデカさによる)デメリットも、35mm換算で50mm程度のIS付き単焦点のEF-Mレンズで発売されたら全く問題はなくなるだろう。
CANONさん、よろしくお願いします。