CANONの新しいミラーレス機EOS M3の発売を控え、現行のM2がダブルレンズキットで5万円弱と非常に安くなっているので、さらに安い中古で買おうと新宿のマップカメラと中野のフジヤカメラへ物色しに行った。
4時間ほど新宿と中野を行き来して悩んだ結果、当初は予定をしていなかったし興味もなかったオールドレンズを買ってしまった。
※追記:結局その後M2を買った『EOS M2 〜 中古価格暴落につき』)
夜の街を散歩しながら撮影した『CONTAX Planar T*1.4/50 MMJ ~ 夜散歩』
そもそもM2を買おうと思ったのは、(単焦点ばかり持ち歩いているせいもあるのだけど)出先で頻繁にレンズ交換をするのが煩わしかったので、EFマウントアダプターを介してEFレンズを付けっ放しにしたサブ機として利用したかったのが理由の一つ。APS-Cだと焦点距離が1.6倍になるので70-300mmの望遠レンズに付けたら面白そうだし。
もう一つの理由が、普段からリュックに常備してるGRは使い勝手も画質も非常に優れているのだけど、室内の暗さだと(手ぶれ補正が無いこともあって)ISO感度を上げたらノイズが目立つために外食時にごはんを美しく撮りにくいので、手ぶれ補正内臓のレンズに交換ができる小さいカメラが欲しくなったから。28mmオンリーのレンズだともっと寄りたい場面が多いし、さすがに6Dは常に持ち歩くにはデカすぎるので。
M2のボディの中古はマップカメラではまだ4万円前後で、マウントアダプターやMマウントのレンズを1つでも買うと新品を超えてしまうので躊躇していた。中古価格が新品の価格下落に追い付いていないようだし、そもそも中古だとレンズキットがほとんど売ってないんだよね。そこでフジヤカメラに行ったら3万円前後で売られていたので思わず買いそうになったけど、イザとなったらどうにもAPS-Cセンサー機を買い増すことに気が進まなくなってしまい、またもや店内をウロウロと徘徊しながら思案。しているとCONTAXのPlanar T*1.4/50MMJが3万円ちょっとで売られているのを発見。しかもAEJは2万円台で売られていた。
同じレンズがマップカメラだと6万円〜9万円だったので、なんだか掘り出し物を見つけた気になり、俄にテンションが上がってしまった。もちろん個体のコンディションの相違などのファクターもあるけんだろうけど。でも3万円前後ならEOS M2のボディの中古と値段があまり変わらないし、今持っているレンズはF2がもっとも明るいレンズなので、F1.4なら6Dに付けても手ぶれ補正ナシで室内で撮れるんじゃない?しかもレンズが小さいので6Dを持ち歩く頻度も増えるんじゃないか?とポジティブなことだけを考え始めた。これは悪い兆候だ。
Google検索でこのレンズのポジティブな記述を探し、考えすぎて頭がぼーっとしながらも「これ、ちょっと見せてもらえますか?」と女性スタッフに尋ねている自分に気が付いた。これはもう8割がた買うつもりのパターンですわ。
相談した彼女がとても親切で、別のフロアからアダプタを介して50mmのEFレンズを付けたM2と、CONTAX(の買いそうになってるレンズ)のために6Dのボディを持って来て、閉店間際にも関わらず色々と試写させてくれた。そこでEFレンズを付けたM2を操作してすぐに・・・M2を買うのは断念した。
標準のEOS Mマウントのレンズ装着時とは異なり、EFレンズではAFの合焦が遅い。これでは望遠レンズで機敏に撮影はできなさそうだし、ISが入ったEFレンズはやはり大きくて、きっと気軽に持ち歩くことにはならないだろう。そして何より、M2の商品としての佇まいがどうにも好きになれない。だとしたら、6Dにこの小さなCONTAXを付けた方が幸せになれそうな気がした。AEJにするかどうかも迷ったが、手裏剣状のボケが好きになれないのでMMJに。
次はマウントアダプタ選び。電子接点付きのアダプタと迷ったが、スタッフの彼女に「造りがしっかりしているから」と近代インターナショナル製(ご指摘があり修正)KIPONを勧められたのでこちらに。実際に装着してみるとマウントにねじ込む際のかっちり感が心地良い。でもやはり、撮影後に絞りの数値がExifで確認できないのは少々不便ではある。撮ってる時は覚えてるつもりでも、数日経つと忘れちゃうんだなぁ。。
フィルム時代に現像のたびにコストと時間を掛けて、少しずつ撮影の腕を上げた人達って凄いよね。
6Dに装着するとこんな感じ。マウントアダプターが目立つ。色がここだけシルバーというのと、周囲に刻まれたフリルのような凹凸がなんともラブリー。。
同じ50mmでZeiss、そしてマニュアルフォーカスのMakro-Planar T* 2/50(公式サイト)と比べると随分と小さくて軽い(リンク先を見るとレンズはとても小さいのに、どうしてこんなに鏡胴が大きいのだろう)。しかも安かったので気軽に散歩に持ち出せそうだ。
てことで早速6Dで撮ってみた。こってりとした色合いのコントラストで、まろやかなボケ具合は味があると思うけど、最新の単焦点と比べると樽型の歪みが目立つかな。でもこの味わいは、最新のレンズで撮影したデータをPhotoshopでレタッチしても再現できないだろうな(たぶん)。
肝心の室内の撮影に関しては、さすがにF1.4は明るいけれど、ISOを上げずにくっきりと撮影できるほどではない。ま、まぁわかってたけどね。。
僕は写真撮影を職業としているわけではないので、何時でも何処でもくっきりキレイに取る必要がないから、安くて味わいのあるレンズを楽しむのも悪く無いと思い始めましたよ。家の近所にCONTAXの専門店『極楽堂』も見つけたしね。
もしや此処がレンズ沼とやらの畔なんでしょうか。
色々とレンズのことを想像しすぎて、ボディ内手ぶれ補正機構を装備したα7Ⅱが欲しくなって来たことが恐ろしいです。
4時間ほど新宿と中野を行き来して悩んだ結果、当初は予定をしていなかったし興味もなかったオールドレンズを買ってしまった。
※追記:結局その後M2を買った『EOS M2 〜 中古価格暴落につき』)
夜の街を散歩しながら撮影した『CONTAX Planar T*1.4/50 MMJ ~ 夜散歩』
そもそもM2を買おうと思ったのは、(単焦点ばかり持ち歩いているせいもあるのだけど)出先で頻繁にレンズ交換をするのが煩わしかったので、EFマウントアダプターを介してEFレンズを付けっ放しにしたサブ機として利用したかったのが理由の一つ。APS-Cだと焦点距離が1.6倍になるので70-300mmの望遠レンズに付けたら面白そうだし。
もう一つの理由が、普段からリュックに常備してるGRは使い勝手も画質も非常に優れているのだけど、室内の暗さだと(手ぶれ補正が無いこともあって)ISO感度を上げたらノイズが目立つために外食時にごはんを美しく撮りにくいので、手ぶれ補正内臓のレンズに交換ができる小さいカメラが欲しくなったから。28mmオンリーのレンズだともっと寄りたい場面が多いし、さすがに6Dは常に持ち歩くにはデカすぎるので。
M2のボディの中古はマップカメラではまだ4万円前後で、マウントアダプターやMマウントのレンズを1つでも買うと新品を超えてしまうので躊躇していた。中古価格が新品の価格下落に追い付いていないようだし、そもそも中古だとレンズキットがほとんど売ってないんだよね。そこでフジヤカメラに行ったら3万円前後で売られていたので思わず買いそうになったけど、イザとなったらどうにもAPS-Cセンサー機を買い増すことに気が進まなくなってしまい、またもや店内をウロウロと徘徊しながら思案。しているとCONTAXのPlanar T*1.4/50MMJが3万円ちょっとで売られているのを発見。しかもAEJは2万円台で売られていた。
同じレンズがマップカメラだと6万円〜9万円だったので、なんだか掘り出し物を見つけた気になり、俄にテンションが上がってしまった。もちろん個体のコンディションの相違などのファクターもあるけんだろうけど。でも3万円前後ならEOS M2のボディの中古と値段があまり変わらないし、今持っているレンズはF2がもっとも明るいレンズなので、F1.4なら6Dに付けても手ぶれ補正ナシで室内で撮れるんじゃない?しかもレンズが小さいので6Dを持ち歩く頻度も増えるんじゃないか?とポジティブなことだけを考え始めた。これは悪い兆候だ。
Google検索でこのレンズのポジティブな記述を探し、考えすぎて頭がぼーっとしながらも「これ、ちょっと見せてもらえますか?」と女性スタッフに尋ねている自分に気が付いた。これはもう8割がた買うつもりのパターンですわ。
相談した彼女がとても親切で、別のフロアからアダプタを介して50mmのEFレンズを付けたM2と、CONTAX(の買いそうになってるレンズ)のために6Dのボディを持って来て、閉店間際にも関わらず色々と試写させてくれた。そこでEFレンズを付けたM2を操作してすぐに・・・M2を買うのは断念した。
標準のEOS Mマウントのレンズ装着時とは異なり、EFレンズではAFの合焦が遅い。これでは望遠レンズで機敏に撮影はできなさそうだし、ISが入ったEFレンズはやはり大きくて、きっと気軽に持ち歩くことにはならないだろう。そして何より、M2の商品としての佇まいがどうにも好きになれない。だとしたら、6Dにこの小さなCONTAXを付けた方が幸せになれそうな気がした。AEJにするかどうかも迷ったが、手裏剣状のボケが好きになれないのでMMJに。
次はマウントアダプタ選び。電子接点付きのアダプタと迷ったが、スタッフの彼女に「造りがしっかりしているから」と
フィルム時代に現像のたびにコストと時間を掛けて、少しずつ撮影の腕を上げた人達って凄いよね。
6Dに装着するとこんな感じ。マウントアダプターが目立つ。色がここだけシルバーというのと、周囲に刻まれたフリルのような凹凸がなんともラブリー。。
同じ50mmでZeiss、そしてマニュアルフォーカスのMakro-Planar T* 2/50(公式サイト)と比べると随分と小さくて軽い(リンク先を見るとレンズはとても小さいのに、どうしてこんなに鏡胴が大きいのだろう)。しかも安かったので気軽に散歩に持ち出せそうだ。
てことで早速6Dで撮ってみた。こってりとした色合いのコントラストで、まろやかなボケ具合は味があると思うけど、最新の単焦点と比べると樽型の歪みが目立つかな。でもこの味わいは、最新のレンズで撮影したデータをPhotoshopでレタッチしても再現できないだろうな(たぶん)。
肝心の室内の撮影に関しては、さすがにF1.4は明るいけれど、ISOを上げずにくっきりと撮影できるほどではない。ま、まぁわかってたけどね。。
僕は写真撮影を職業としているわけではないので、何時でも何処でもくっきりキレイに取る必要がないから、安くて味わいのあるレンズを楽しむのも悪く無いと思い始めましたよ。家の近所にCONTAXの専門店『極楽堂』も見つけたしね。
もしや此処がレンズ沼とやらの畔なんでしょうか。
色々とレンズのことを想像しすぎて、ボディ内手ぶれ補正機構を装備したα7Ⅱが欲しくなって来たことが恐ろしいです。