Aomori 1/2 〜 初めての青森県。まずは尾去沢鉱山へ。

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3ヶ月ほど前に、初めての青森県に行って来た。
きっかけはいつもの通り「有効期限が迫っていたANAのマイルを消化しつつ、どうせなら自腹ではなかなか行かない土地に行こう」というテーマの旅である。


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到着するまでは「初日に秋田県の大館能代空港に降り立ち、レンタカーを借りて十和田湖経由で蔦温泉旅館に向かう」ということだけ決めていた。

大館能代空港に到着すると、ナマハゲが歓迎してくれた。
外に出てみたら、空はあいにくの雨だ。

レンタカーを借りる時に担当のオジサンに「蔦温泉旅館まで行くんだけど、その途中で観ておいたほうが良い超絶オススメの観光スポットはありまっか?」と訊ねたところ、迷わず『尾去沢鉱山(公式サイト)』を提案された。「観たほうが良い、っていうか一生に一度は観ないと人生を後悔する」と真剣な顔で進言されたし他に行くアテが全く無いので、こちらも迷うこと無く尾去沢鉱山をカーナビの目的地にセットした。

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途中で立ち寄った「道の駅 ひない」で。比内地鶏で有名な比内が秋田県にあったとは知らなんだ。併設されたドライブイン的なレストランで比内地鶏の親子丼を食べたが、鶏肉は歯ごたえがしっかりとしていて味わい深くて旨かった。

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大館能代空港から約40kmほど走って尾去沢鉱山へ。駐車場には先客と思しきクルマが3台ほど停まっていたが、ざっと見回したところ人の姿は一人も見えなかった。

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土産物店を通り過ぎて鉱山の入口に向かうのだが、まずは左に見える小屋でチケットを買う。係員がいなかったが、ベルを鳴らすと奥からオバサンが出てきた。半袖半ズボンでボサーっと立っている僕を見て「坑内は13度しかないので、その格好だときっと寒いと思う。もし上から着るものがなければレインコートも売っているから」と教えてくれた。

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歩いていれば寒くなかろうと高をくくってレインコートを買わずにトンネルに入ったけれど、20歩も進まないうちに「こらあかん」と寒さにメゲてチケット売り場へと引き返し、殊勝な態度で使い捨てのレインコートを購入した。

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中はかなり広くて、観光用の坑道は全長約1.7kmもある。

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僕の他にはほとんど誰もいなかった。行動を独り占めしても特にテンションが上がるわけでもなく、どちらかというと若干の恐怖を感じた。

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神社もある。

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一年を通じて一定の気温(しかも寒い)が保たれる環境を利用して、酒蔵も設置されていた。

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なーんだ、こんなとこに先客がいっぱいいるじゃないか~
・・・・と思ったら、精巧にできた人形たちが、当時の様子を再現していた。
録音された声も流れていて、思わず「異界に踏み込んでしまったのか」と焦って背筋が凍ったわ。。

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なんだかオジサンが神々しく写ってしまった。

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時が流れているような止まっているような。

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炭鉱労働って、かなり厳しい条件よね。

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全体的にイケメン多し。

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出口の近くでは先程までとはちょっと時代の違う再現風景が。
働くならこっちの方が良いなぁ。

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モジャモジャに重なりあったワイヤーは、山の下に張り巡らされた坑道を表している。
すごいよね、これは。人間の欲求たるやおそるべし。

寒くて暗い坑道を歩き続けて身体もすっかり冷えてしまった。
源泉から空気に触れずに湧き出る温泉が待つ蔦温泉へ向かう。

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十和田湖には脇目もふらず・・・のつもりが、景色が良かったので少しだけ立ち寄った。
ここは和井内という交差点。ワイナイナ、というランナーがいたなぁと。

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奥入瀬渓流もスルー・・・のつもりが、今まで観たことがないような風景が延々と続いていたのでクルマを停めて降りてみた。

5分ほど散策をしてクルマへ戻り、いざ蔦温泉へ!

>>>『Aomori 2/2 〜 初めての青森県。十和田湖、奥入瀬渓流、蔦温泉、田代平湿原。』へつづく。