Bali 1/10 ~ 初のバリ島。GA0881便からThe Chedi Club Tanah Gajah へ

お盆にバリ島へ行って来た。
どこへ行っても混んでいる上に旅費が異常に高く付くので、ここ数年はお盆に旅行することなんて無かったし、今年もそうするつもりだった。ところが数ヶ月間にわたって負荷の高かった仕事がお盆前に一段落したことと、この先しばらくは休めそうになかったので、思い切ってお盆に旅に出ることにした。

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行き先を考え始めたのがお盆の5日ほど前で、休めるのは最大で5日間。
ところがいざ検索してみると、ANAのフライトは予想通りどこも満席か、空いていてもお盆価格で驚くほど高い。
そんな中でふらっとガルーダ・インドネシア航空の公式サイトをチェックしてみたら、バリ島への直行便が残り5席ほど空席があり、ANAとのコードシェア便ながらANAの半額以下で売られていた。

バリ島には行ったことがなかったが、南国リゾートとはいえウブド周辺を中心に独特な文化が残っており、ただビーチで寝転ぶだけでなく趣味の撮影も楽しめそうだ。幸いなことに妻の仕事もお盆前に一段落し、旅に同行できることになったお陰でホテル代も節約できそう・・・と考えていたら、彼女の強い要望で快適なリゾートホテルを選択することになった。
まぁ僕も色々とあって心身ともに疲れ果てていたので、ホテルでのんびりと過ごすのも悪くないし、良いホテルなら近隣へのエクスカーションも要望に応じてアレンジしてくれるだろう。

ということで、かのアマンリゾーツのセカンドラインブランドであるGHM(公式サイト)グループが運営する『The Chedi Club Tanah Gajah(公式サイト)』を調べたら、幸運にも部屋が空いていたので、航空券とホテルをすかさず予約。この時期の出発3日前にしては、思いのほか良い旅程を組めた。
GHMのホテルに宿泊するのは、14年ほど前にランカウイ島のThe Datai以来二度目。南国リゾートを訪れるのもそれ以来とあって、にわかにテンションが上がり始めた。

旅程が決まれば、次は「どのレンズを持っていくか?」に頭を悩ますことになるのだが、行き先でどんな写真を撮るかを想像しながら、旅先での行動を制限しない程度の軽装備を維持できるように、レンズの焦点距離や本数をアレコレと迷うのはいつも楽しい。

今回はEOS 6Dに以下のレンズと
1.CANON EF24-70mm F4L IS USM
2.CANON EF35mm F2 IS USM
3.SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Art
4.TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
サブ用のカメラとして
5.CANON EOS M2 + CANON EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
のどれを携行するかで随分と悩んだ。

悩んだポイントはまず4.の望遠レンズが必要かどうか。
望遠レンズがあると街中でも何かと便利なのだが、持ち歩くにはやはり大きくて重い。

次に画質は良いけど重くてデカい3.が必要かどうか。
単焦点と標準ズームをそれぞれ1本ずつの組み合わせがシンプルで良いのだけど、単焦点レンズは重量が軽いのに明るくて手ブレ補正を内蔵している2.は絶対に持って行きたい。2.は夜や室内でとても重宝するんだよね。

そして5.の組み合わせが、小さいのにとても優秀な画質なので、1.の代わりになるのではないか?(つまり1.を持っていかない)ということ。
海外の街角で頭を垂れてレンズ交換をするのはなんとなく無防備だし、1.より小さくて軽い5.をEOS 6Dと同時に持ち歩けば、レンズ交換の手間も省けるし合計の重量と体積が軽減できるのが大きなメリットだ。さらに5.は妻も気軽に撮れるし、マウントアダプターを持って行けば万一EOS 6Dに不具合が生じても、1〜4の全てのレンズで撮影を続行することができるので、必ず持って行くことになるだろう。

あーだこーだと丸三日も考えたんだが、今回はホテルを拠点とした移動の少ない旅だし、カメラバッグ(リュック)にうまく詰め込むことができたので、4.以外を全部持って行くことにした。はぁ。。

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往路のフライトはガルーダ・インドネシア航空のGA0881便(NRT 11:00 --> DPS17:25)。
地上のハンドリングは同じSKYTEAMのデルタ航空が執り行っており、ラウンジはデルタ航空のラウンジを使用する。このフライトはANAのコードシェア便となっているため、エコノミークラスの航空券ながらANAのSFCカード(公式サイト)のホルダーはこのラウンジを利用できる。
SKYTEAMのラウンジにスターアライアンスゴールドのカードを見せて入る、というのも何だか不思議な気がしたが、とにかくANAのSFCカードはとってもお得ですなぁ。2年前に散財した修行した甲斐があるというものだ。

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デルタ航空のラウンジも軽食とアルコールがフリーなのだが、料理の味が・・・・・・・。
他の客は躊躇なく食べ残していたが、スープとお粥はそこそこ美味しかったよ。。
ANAのラウンジがいかに素晴らしいかを改めて痛感した。

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この日のラウンジはとても空いていた。内装デザインはスッキリとして良い雰囲気だ。料理の味以外はとっても良い。
さて、出発時刻が10分繰り上がった搭乗の時間が迫ったのでゲートへ。SFCカードはこのフライトで優先搭乗も可能だが、復路のデンパサール国際空港では拒否された。
おい、しっかりしろ!

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初めてのガルーダ・インドネシア航空の機内。エコノミークラスなのに靴下とアイマスクと耳栓のアメニティセットが用意されていた。これはとても良い。

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機内食。味は・・・・・・・。

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メニューのデザート欄に「Meiji SuperCup」と書かれていたが、到着前に本当に出てきた(笑)
他の方のブログではハーゲンダッツが出たと書いてあったんだけど、いつからか変更になったのね。
機内で芥川賞を受賞したばかりの『火花』(が掲載された文藝春秋)をKindleで読み終えたところで、着陸態勢に入ることを告げる機長のアナウンスが響いた。

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デンパサール国際空港に到着して税関を抜けたら、予め頼んでおいた送迎のドライバーが札を掲げて待っていてくれたが、ATMでルピアを引き出してSIMカードを買うためにしばらく待っていてもらう。
ルピアはATMの上限の2,500,000ルピア(約2万5千円)を引き出し、SIMカードは8GBのパケット通信(3G)と国際電話も掛けられるTELKOMSELのものを25万ルピアで購入。市中で購入するより数倍高い空港価格のようだが、この後すぐにウブドに向かうので仕方がない。現金を引き出した途端に1割が消えた。。
でも英語も通じたし、言語設定を前もって英語に設定しておいたAndroidスマホ(SIMフリー)を渡したら、開通からAPNの設定までをスタッフの兄ちゃんがサクサクと代わりにやってくれたのでまぁ良しとする。ストックホルムとイスタンブルではこの設定を自分でやらねばならず、「ネットも繋がらないのに、どうやって調べるんじゃいボケ!」と叫びそうになったので。(その時はEvernoteに設定方法を保存しておいたから事なきを得たんだけど)

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空港からウブドのホテルに向けて車が走り始めて間もなく、ドライバーが「バリ島ではどこで誰の写真を撮っても良いんですよ」と言いながら後部座席の窓を下ろしてくれた。きょとんとしながら外を見ると、小さなスクールバスから小学生達がこっちに向かって盛んにポーズを取っているので慌ててレンズを向けた。「屈託のない笑顔」とはまさにこのことだ。



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女の子たちが少し大人びているのは万国共通だね。
このドライバーの粋な計らいに驚いたけど、昨日ホテルとやり取りをしたメールの中に「今回の旅では写真を楽しみたい」と書いておいたせいかもしれない、と思った。
だとすると、GHMのホスピタリティを空港を出た瞬間から感じることになるのだ。

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緩慢に移動する車窓から暮れなずむ街並みをぼんやりと眺めていると、上空に黒い物体が点在していることに気付いた。形状は戦闘機のようだが、びたっと静止したまま動かない。
すわUFOか!と窓を開けながら目を白黒させていると、ドライバーが「あれは大きなカイト(凧)だ」と教えてくれた。バリ島では乾季の間に凧の競技会が頻繁に行われているらしく、そこかしこで凧揚げの練習をしているらしい。大きなドラゴンの凧になると、大人5〜6人で糸を引くそうで、落ちてきた凧に当たって死者が出る事故も起こったことがあるとのこと。バリ島のだんじり祭りみたいなもんか。

空に大きな物体が静止している様になんだか心を惹かれてしまい、今回の滞在では色んな場所で終始空を見上げて凧を観察することになった。

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市街地を抜けると、小ぢんまりとした集落を延々と結ぶ山道をひたすら走る。小一時間ほど車に揺られてようやくホテルに到着した。

車を降りると、ベッドメイクからルームサーヴィスのサーヴやツアーのアレンジまで、滞在中のあらゆる事柄を24時間体制で担当してくれるバトラーのMitaさんが待ち受けていた。初めて会った時は「華奢でかわいい女の子だな」と感じたぐらいだったが、いつも優しい笑顔を浮かべながらも頭の回転が早くて気が利く彼女の存在が、今回の滞在をストレスなく充実した体験にしてくれることになるとは、この時にはまだ気付かなかった。

敷地内のとても控えめな照明と、星明かりだけが照らすホテルの小径をMitaさんに先導されて、長辺に壁がなく開放的な構造の建物まで歩いていく。そこでようやくチェックイン。
夜風に吹かれながら書類にサインをするのが気持ち良い。アジアのリゾートだ。

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ウェルカムドリンは、ジンジャーがたっぷりと入ったオリジナルブレンドティー。甘くてスパイシーな調合がとても美味しく、旅の疲れを少しほぐしてくれた。

我々が予約したのは一番安い部屋だったのだが、ドリンクを飲み終えたところでMitaさんから「プール・ヴィラ」にアップグレードしておきました」と告げられた。もちろん三泊全て。これは嬉しいサプライズ!
しかも最終日のフライトが深夜の24:25発だと伝えると、「部屋の空き具合にもよりますが、できるだけチェックアウト時間を遅らせるように手配しましょう」とも言ってくれた。
ますますホテルに引きこもった滞在になりそうだ。

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手続きがひと通り終わるとMitaさんが運転する電動カートに乗って、ゆったりとした敷地に20部屋(ヴィラ)しかない設計のホテル内をぐるりと一周しながら、ヴィラ以外の各施設を説明してもらいつつ部屋に向かう。
ホテルの縁(へり)まで来たところで、Mitaさんが外に広がる田んぼを指さしながら、ホタルが飛んでいることを教えてくれた。日本のホタルより明るくはっきりと光るバリ島のホタルを見て、改めて遠くに来たんだなと実感した。

そして今回の滞在のメインとなるプール・ヴィラへ。
三脚を持って来て良かったでぇ。。

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バスタブの両サイド部分には屋根がなく、半露天になっているバスルーム。バスタブがめちゃくちゃデカい。

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室内にはウェルカムフルーツとデザートと手書きのお手紙が。
「ここで自分は掛け値なしの歓待を受けているのだ。このおもてなしを、躊躇なく受け入れようじゃないか」。そんな気分にさせてくれる。どこにも隙がない。

ちなみに「デザート」と書いたけど、蜜があふれ滴るほど甘いものから、ミンチを使ったタルトやポテトチップスまでバラエティ豊かで、もちろんどれも美味しい。

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荷解きを終えたら、ホテル内のレストラン『The Restaurant』まで歩いて晩飯だ。腹が減っているような、疲れ果てて何も食べられないような気分だが。

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バードケージと『The Restaurant』の間にあるバードラウンジ(だったかな?ちょっと怪しい)。ここで食事をすることもできる。

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『The Restaurant』も三方の壁が開口しており、周辺の自然と一体化した環境で食事をとることができる。空席だらけの空間を見回しながら「他に宿泊客が全然いないのかな」と思っていたんだが、散歩をしているとひっきりなしにルームサービスの食事を運ぶバトラー達とすれ違うので、みんなきっとヴィラのソファやプールサイドで寛ぎながら、のんびりとディナーを楽しんでいるのだろう。

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テーブルの真ん前は、見渡す限りの田んぼ。ホテルが所有している区画もあるそうだが、ほとんどが地元の人々が個人(家族)単位で所有し、耕しているそうだ。この瞬間にもホタルが鮮やかな光跡を残して飛び回っていた。

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このホテルで供される料理に使用されている米は、目の前の田んぼで収穫されたものだそうだ。

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ビンタンビールも飲んで腹いっぱい。今夜は部屋に帰って大人しく寝る!

早朝に早稲田を発って約17時間。ようやくこの旅の一日目が終了した。


Bali ~ 初のバリ島。The Chedi Club Tanah Gajah を散策』へつづく>>>

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