Touring 〜 檜原村の『たちばな家』で手打ちラーメン

前回Multistrada1100Sに乗ってから1ヶ月近く経つので、そろそろどこかに走りに行かねばならない。

朝目覚めて「さて今日はどこへツーリングに行こうか」と考えていたのだが、一週間前の御岳山の滞在で気を良くしたので(その投稿「Mt. Mitake 1/3 〜 御嶽駅から御岳山へ」はこちら)、以前からツーリングマップルの地図に記載されて気になっていた、檜原村にある手打ちラーメンの店『たちばな家(公式サイト)』に昼飯を食べに行くことにした。2週連続の奥多摩だ。

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東京都の(本州では)唯一の「村」である檜原村にあり、創業50年を数える老舗の手打ちラーメン店という情報から、すっかり木造平屋建てのボロい年季の入った佇まいを想像していた。しかし到着してみると、地方都市でたまに見かける「地元の人々に愛されて繁盛している和食料理屋」といった風情の、なかなか立派な外観で拍子抜けした。

店内も真新しくて、囲炉裏のあるテーブルや、秋川渓谷を眺められるカウンター席などがある。2階からは団体客が降りてきた。メニューを見ると、ラーメンの他に川魚の塩やきや刺身こんにゃくなどもあるが、「わんたんめん」と数量限定の「おいねめし」という炊き込みご飯をオーダーした。

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シンプルだけどしっかりとした味のスープと手打ち麺の組み合わせという、毎日でも食べられそうなラーメン。ぷるぷるした舌触りのワンタンも美味い。もっと知りたい方はぐるなびをどうぞ

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「おいねめし」はジャガイモの炊き込みご飯で、この地の名物料理らしい。210円だったので少量なのかと思っていたら、普通のお茶碗にどーんと盛られて登場した。
ひとくち放り込んでみたら、ホクホクとしたジャガイモの食感が新鮮で、山菜と油揚げとの相性も良くてとても美味しい。食べ終わった後はほとんどこの「おいねめし」の印象しか残っていなかった。いや、ラーメンも美味しかったんだけどね。

この店でラーメンを食べるだけのつもりで家を出たが、せっかくなので奥多摩周遊道路へと向かう。

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月夜見第一駐車場から奥多摩湖を望む。

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駐車場の奥に、バズーカのような望遠レンズに迷彩柄のカバーを巻いたカメラがずらりと並んでいた。野鳥を狙っているのかな。

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奥多摩湖から139号線を西に進んで小菅村の辺り。
ここから139号線を南下して松姫峠を経由し、大月I.C.を目指そうかとも考えたが、ムルティストラーダでは持て余すタイトな峠だし、夕方の中央線の上りは渋滞がひどいので、山梨県道18号線から上野原I.C.へ向かうことにした。

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カントリーサイドを走っていると、風雨にさらされながら放置されたままになっている、古い看板を見かけることが多い。宣伝物のキャラクターの使用期限を契約書で定めたとしても、契約満了後の露出を完全にコントロールすることなんて、現実的には難しいよなぁ。

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懐かしの横断旗を発見。日曜日の午後だったが、旗が全て学校側の箱に入っていた。

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飛び出し坊やのデザインも地域によって異なる。ここのは70年代のアニメのエッセンスがふんだんに盛り込まれているが、昨今のご時世では危険ドラッグの啓蒙ポスターのようにも見えてしまう。

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FUJICA GS645(以前の投稿「FUJICA GS645 ~ 中版のフィルムカメラを買ってみた」はこちら)もタオルにくるんで、バイクのトップケースに積んできたのでパチリ。小さくて軽いカメラは便利だね。
現像してみたら右下に白いクモリが。他の写真にも付いていたのだが、レンズに付いていた指紋の影響だったのかもしれない。。

半日ツーリングを終えて無事に帰宅。
東京はちょっと足を伸ばせば山も海もあるし、それぞれに特色ある食べ物や文化があるので、電車でもバイクでも出掛けるのが楽しいよね。