Taketomi Island 1/3 〜 石垣島から竹富島へ

日頃から「マイルだけは残して死にたくない」と考えているんだけど、今年中に有効期限が到来して消滅してしまうマイルが数万マイルあるので、「それならば遠いところへ」と石垣島への特典航空券を1名分予約した。
見方を変えれば「マイルが消滅してしまえば、それを残して死んでしまうストレスが減って好いじゃないか」とも受け止められるが、生来の貧乏性の祟りか「得られたはずの利得をみすみす逃してしまうのは、損したことと同じである」というロジックが日常の判断基準の優位に立ってしまう。
もっと器の大きな人間になりたいです。

On the bus from Ishigaki Airport.
南ぬ島石垣空港から石垣港離島ターミナルへ向かう路線バス。


その週末にANAの特典航空券が利用できたのは、土曜日の羽田→石垣が07:20発のN089便で、日曜日の石垣→羽田が11:35発の090便だけだった。往路は一日をたっぷり使えるが、復路の出発時刻がさすがに早すぎる。そこで石垣へは089便で、復路は月曜日の朝08:00に那覇から羽田へと向かう460便を予約した。石垣から那覇へは特割で購入して移動する。

那覇を早朝に発つ460便は、羽田空港からタイミングよく電車を乗り継げば午前中に出社できる通勤フライトにもなる。しかも比較的プレミアムクラス(公式サイト)の空席が多く、今回も50分前の空港到着で空席待ちが種別Aの1番(公式サイト)で難なく、しかもアップグレードポイント(公式サイト)を使用して無料でアップグレードできた。 余談だが、石垣と那覇の間はANAが一日あたり8往復しており、特割を使えば770プレミアムポイント(公式サイト)分のフライトが7千円前後というお得な設定なので、ANAのマイル修行僧の間ではポピュラーな路線である。

話を戻すと土曜日から日曜日にかけて石垣島近辺に滞在し、日曜日は那覇へ移動しつつそのまま宿泊という旅程。土曜日の宿をどこに取ろうかと逡巡したが、石垣島のホテルの多くが点在する離島ターミナル付近をストリートビューで覗いてみたら、見慣れた地方都市のような印象を受けたのでパス。辺境のリゾートホテルは、子連れファミリーや恋人達に混じって一人で過ごすのは落ち着かないだろう。かといって西表島にステイするには旅程が短すぎる。
ということで、今回は竹富島の宿で過ごすことにした。

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離島ターミナル近くの商店の看板ネコ。


竹富島の旅館だけは予約しておいたが、それ以外は特に予定を立てずに石垣空港に降り立った。空が晴れていればレンタカーを借りて石垣島をぐるりとドライブすることも選択肢に入れ、島内の景勝地や食堂などのツアー情報をEvernoteにごっそり入れて来たものの、空港の外はあいにくの曇天と小雨。
雨に打たれてまでも観たいものは特に無いので、離島ターミナル付近で昼飯を食べたらすぐに竹富島に渡り、宿の周りを散歩でもしてのんびりと過ごすことにした。

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『ひるぎ』(食べログ)で「八重山そば」(Wikipedia)をいただく。同店のイチオシはオリジナルの「味噌そば」だが、ホールのお姉さんにまだ八重山そばを食べたこがないことを伝えると、まずはオーソドックスなものが良いでしょうと勧められて。
オーダーしてから2~3分ほどで八重山そばが出てきた。はやい。味は薄めだけどしっかりと旨味が効いている。これなら主食として毎日でも食べられそう。

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所変わればスパイスも変わる。この「ヒバーチ(ピパーツ、ピパーチ、島胡椒とも)」(NAVERまとめ)が八重山そばにとても合うんです。ちなみにこの名称はペッパーと語源が同じらしい。(Wikipedia

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貝殻を利用した箸置き。「南国に来た」という実感がふつふつと湧いてくる。

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食べ終わったらターミナルまで1分ほど歩いて竹富島へ渡るチケットを購入。船着場へ進むと具志堅用高さんを称えるモニュメントが、ぽつねんと迎えてくれる。石垣市のご出身だったんですね。

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竹富島までは2社が高速船を運行しているが、往路はドリーム観光の船で向かう。小さな船でジェットスキーばりに波を切りながら進むので、船体が盛大に白波を被るし、それなりに揺れも激しかった。でも10分程度ならこれも旅情と楽しめる。

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操舵室。バスも電車も一番前に座りたい。

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意外と小さな舵。乗員は2名で、黙々とテキパキと職務を遂行していた。

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石垣島から10分あまりで竹富島に到着。空は相変わらずの曇天で、今にも雨が降ってきそう。

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竹富島のフェリー乗り場まで旅館のスタッフが軽自動車で迎えに来てくれていた。宿までは1km弱しかないけど、中心部には路面が舗装されていない道もあるのでスーツケースを転がしていくのは厳しい。

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今回の宿は島で一番古くからある『高那旅館』(楽天トラベル)。かの司馬遼太郎も宿泊したことがあるらしい。竹富島は島民300名あまりの観光産業に依存した小さな島だから、高級で快適なリゾートホテル(公式サイト)よりも地元資本に貢献したく。
早速チェックインをして、ホテルのスタッフに水牛車観光の予約をしてもらう。

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案内されたのは別館2階の部屋。まぁのんびりと落ち着いて過ごせるタイプの部屋ではない。ほどなくすると部屋の外から「20分後の水牛車観光を予約した」と声が聞こえたので、荷解きもそこそこに部屋の薄い扉を開けて外に出た。

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竹富島の中心部はほとんどが未舗装で、珊瑚を砕いた白砂が敷かれている。水たまりの水も乳白色だし、灯りのない漆黒の闇夜でも目が慣れてくると、まず始めに白い道がぼんやりと浮かび上がる。これは夜道でハブに噛まれないための施策という説もあるようで。

珊瑚を砕いた白砂の道は、住民の毎朝の掃除によって美しい状態に維持されている。また白砂はアスファルトと違い、雨や台風が来るたびに、少しずつ海に流れていってしまう。そのため、住民は砂浜で白砂を集めてきて、定期的に道を補修している。

引用 - Wikipedia
この美しい道の他にも、景観を守るために様々な決まり事が定められており、島を愛する住民達の地道な努力によってこの小さな島の価値が維持されているようだ。
(詳しくは上記Wikipediaのリンクに記述されている)

空は重苦しい表情のままだが、雨はまだ落ちて来ない。

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