Fujiya Hotel 〜 富士屋ホテル

クラシックホテルなんて普段は縁遠い存在だけど、昨年訪れた川奈ホテル(投稿記事)のようにオフシーズンだと「部屋指定なし」といった条件付きではあるが、比較的リーズナブルなレートで宿泊できることがある。
1月の第2週を過ぎた頃には富士屋ホテル(Wikipedia)も随分と安くなっていたので、というのと年末年始に休みがあまり取れなかったので、そして昨年は仕事で箱根ホテルの絵を何度も受注したのにまだ行ったことないやん、という理由を繋ぎあわせて宿泊の前日に予約した。

Odakyu Romance-Car
新宿駅。赤いロマンスカーには初めて乗る。

Odakyu Romance-Car
運良く先頭車両に座れたので、前方まで歩いて見に行く。

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この車両はテーブルの大きさがこれだけ。通路側の席にはナシ。

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箱根登山鉄道に乗り継いで宮ノ下駅で下車。

Carp
宮ノ下駅前の鯉のオブジェ。雨ざらし。

Kendo Kobayashi
箱根ホテルの手前にある写真館は随分と歴史があるらしく、TVで観たことがある方々の写真が。

Hana-Goten
かの有名な花御殿。なんというか異質なものでも自信を持って組み合わせて、一定の時間が経つと一つのスタイルになるのだなと。

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レセプションの手前のロビー。川奈ホテルにもこういうスペースがあったな。

Dragon of Fujiya Hotel.
龍のオブジェ。ホテル内には様々な木彫の動物が散りばめられている。



Carps
山側の出口から庭を散策。鯉。自分の他にはほとんど人がいなかった。

Pick it up.
山の上の掘っ立て小屋にクラシックな電話ボックスが。これがジャリーンと鳴り出したらスティーブン・キング的なストーリーが始まりそう。

Watching you.
勝手口のような入り口を見下ろす不死鳥(推測)。

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チャップリンが泊まった部屋のドア。館内をカメラ片手にウロウロしていたら、若い女性スタッフが「こちらの階段を登られると・・・」てな具合に教えてくれた。ちなみにドアの向こうからは宿泊客らしき物音が聞こえてきた。普通に泊まれるようだ。反対側には夏目漱石が泊まった部屋があるとの事だったが、見つけられなかった。

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リサイクルをしてもクラシックホテル。貧乏臭さは感じられない。

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年季の入った分電盤。かっこいい。
この後にディナーを食べてホテルのバーに行き、就寝。

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朝ごはんは35食(たしか)限定の別邸での和食。川奈ホテルもそうだったけど、「ここに来たら美味しい魚とか山菜とかいっぱい食べたいぞ」と思っても、当時はまだ上流階級のための西洋文化を供するホテルであった名残なのか、基本は洋食。

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椅子に座れるのはありがたい。

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思いのほかボリュームたっぷりだった。

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レセプション近くの土産物店で売られるカレーパンは朝から売り切れそうな勢い。ひとつ買って彫刻の森美術館で食べた。

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チェックアウト。のんびり過ごして、少し豊かな気持ちになれました。よ。